組合保険などの保険者からのアンケートってなあに?


最近、保険者(保険証の発行機関)からの アンケートが患者様宛てに直接送られることが多いようです。

特に大企業の「組合管掌系保険」に多いようですが、 このアンケートに「請求内容と違った回答」を書いてしまうと 「治療費が全額自己負担」になる場合があります。

当院では来院時に 「いつ」「どこで」「何をして」 痛めたのかを問診し、その上で患部を確認、治療範囲や内容を決めていますが、 アンケートは通常「3〜6ヶ月後」に患者様のご自宅に届くため、 答えたくても覚えていないケースが多く確認されています。

結果、当院の「提出書類」と「アンケート」の内容に差異が生じ、 保険者からの「治療費不払い」として処理されてしまった事例が多数報告されています。

この場合、保険負担分の7〜9割が

「あとから患者さんに請求しなければならない」

ことになりますので、充分にご注意ください。

なぜアンケートを送るの?


保険者からのアンケートが強化されている背景には、

1・悪質な不正請求の接骨院の存在
2・企業に対する高齢者医療保険等の負担増などが考えられます。


現実に「組合を解散させる保険者」が新聞をにぎ合わせています。
各保険者様も加入者様の治療費の支払いを抑えるために「不払いの口実」を探しているみたいですが、 「痛いから保険を使って受けた治療費」、つまり『正当請求』まで不払いになっているケースもあるようです。

アンケートが届いたらどうすればいいの?


アンケートの内容は3か月も半年も経ってから届くことが多いので 忘れてしまった細かいことや、わかりにくい専門的な内容を質問してきます。

それに対して適当に記入して提出した場合、かなりの確率で「不払いの口実」にされてしまう恐れがあります。


また、「提出しない」場合も「不払い」になるケースが確認されています。
保険者からのアンケートの質問に対して、どう回答していいのかわからない部分について、 「接骨院に相談せずに」とか、「接骨院への確認は不要です」と記載してあっても、 必ず相談して下さい。

アンケートに対して当院の対応

当院では「不払い扱い」として返却されたレセプトには、 「初診時に書いていただいた問診表」を添付し再提出させていただいております。
それは「いつ」「どこで」「何をして」とういう受傷時についての記録で、 治療を受けられたという証明になります。

また、アンケートの用紙をお持ちいただいた際には、内容を説明し、以前の記録と照らし合わせながら、 患者様に記入、投函していただきます。


もし「不払い」が発生した場合は、差額分(7〜9割分)が「全額自己負担」となり、 後日請求させていただかなければならなくなります。
そういったことの無いように、アンケート用紙が届いた場合は当院に必ずお持ちください。
ご迷惑をおかけしますが、 どうぞご理解とご協力をお願い致します。

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